2025年版|フリーランス薬剤師の時給・年収相場を解説!

📋 この記事で分かること

✅ フリーランス薬剤師の時給相場(全国平均・地域別・業務別)
✅ 経験年数別の時給目安
✅ 働き方別の年収シミュレーション(週3〜5日)
✅ 実質手取りの計算方法(社会保険料・税金込み)
✅ 派遣薬剤師・パート薬剤師との違い


ねえ先輩、最近「フリーランス薬剤師」ってよく聞くんですけど、実際いくらくらい稼げるんですか?

いい質問だね!「フリーランスは高収入」ってイメージがあるけど、実際の相場を知らないと判断できないよね。今日は2025年の最新データを使って、リアルな収入を一緒に見ていこう。

お願いします!

ただし、時給だけ見て「高い!」って飛びつくのは危険なんだ。社会保険料や税金を引いた実質手取りまで計算しないと、後で「思ったより残らない…」ってなるからね。


💰 Part 1:フリーランス薬剤師の時給相場【全国平均】

📊 雇用形態別の比較

フリーランス薬剤師の時給って、パートや派遣と比べてどれくらい違うんですか?

まずは全体像を見てみようか。

雇用形態時給相場特徴
パート薬剤師2,000〜2,800円安定しているが時給は低め
派遣薬剤師2,500〜3,500円社会保険あり、柔軟性もある
フリーランス薬剤師3,000〜4,000円高時給だが社会保険は自己負担

フリーランスが一番高いんですね!

そう見えるよね。でも、フリーランスは社会保険料を全額自己負担しなきゃいけないから、実質的な手取りは派遣と大差ないこともあるんだ。これは後で詳しく説明するね。


🗾 地域別の時給相場

薬剤師の時給って、地域によって時給って変わるんですか?

めちゃくちゃ変わるよ!薬剤師不足が深刻な地域ほど、時給が高くなる傾向があるんだ。


① 都市部(東京・大阪・名古屋など)

時給相場:3,200〜4,500円

メリット

  • 案件数が豊富で仕事が途切れにくい
  • 複数薬局の掛け持ちがしやすい
  • 移動時間が短く効率的

デメリット

  • 競争が激しく、時給交渉が難しい
  • 生活費(家賃など)が高い

都市部は案件が多いから、初心者はまずここから始めるのがおすすめだよ。安定して仕事が見つかるからね。


② 地方都市(人口20〜50万人規模)

時給相場:2,800〜3,800円

メリット

  • 生活費が安い
  • 地域に根差した働き方ができる
  • 通勤ストレスが少ない

デメリット

  • 案件数が限られる
  • 複数掛け持ちが難しい場合も

地元で働きたい人には良いけど、案件が少ないから「掛け持ち」は難しいかもね。


③ 過疎地・離島

時給相場:3,500〜5,000円

メリット

  • 高時給が期待できる
  • 薬剤師不足で重宝される

デメリット

  • 移動費・宿泊費が高額(自己負担の場合も)
  • 冬季など季節による影響が大きい
  • 案件数が非常に少ない

僕の知り合いは、離島の薬局で時給5,000円の案件を受けてたよ。でも、フェリー代(往復1万円)と宿泊費(1泊8,000円)が自己負担だったから、実質的には時給3,500円程度になったんだ。

時給が高くても、経費を引くと普通になっちゃうんですね…。

そう。だから**「額面の時給」だけじゃなくて「実質の時給」**を計算することが超重要なんだよ。


📋 業務別の時給相場

同じ調剤薬局でも、業務内容で時給が変わるんですか?

変わるよ!特に「土日」「夜間」「在宅訪問」は高単価になりやすいんだ。

業務内容時給相場特徴・備考
調剤薬局(平日昼間)3,000〜3,800円最も一般的な案件
調剤薬局(土日・祝日)3,500〜4,500円休日手当で+500〜1,000円
ドラッグストア2,800〜3,500円OTC対応が中心
在宅訪問4,000〜5,500円移動時間も報酬に含まれる場合あり
夜間・深夜勤務4,000〜6,000円深夜手当で大幅アップ
スポット(1日のみ)3,500〜4,500円急募案件は高単価!

在宅訪問や夜間勤務って、なんでそんなに高いんですか?

在宅は移動時間や専門性が評価されるし、夜間は働き手が少ないから需要と供給のバランスで高くなるんだよ

なるほど…!じゃあ、在宅訪問のスキルを身につけたら、時給アップできるんですね。

その通り!だから、専門性を高めることが収入アップの近道なんだ。


📈 経験年数別の時給相場

私、経験2年目なんですけど、時給どれくらいが妥当なんですか?

経験年数も時給に影響するよ。ただし、**「即戦力になれるか」**が一番重視されるから、年数だけじゃなくてスキルも大事なんだ。

経験年数時給相場ポイント
1〜3年2,800〜3,200円調剤経験が浅いと低めの設定
3〜5年3,000〜3,600円標準的な相場
5〜10年3,300〜4,000円即戦力として評価される
10年以上3,500〜4,500円専門性や管理経験があれば交渉余地大

⚠️ 注意点

  • 経験年数が長くても、調剤未経験の病院薬剤師の場合、時給が低めになることもあります
  • 逆に、経験3年でも**「在宅経験あり」「管理薬剤師補佐の経験あり」**など強みがあれば、時給交渉で有利になります

さーぴぃは経験2年だから、時給3,000〜3,300円あたりが妥当かな。でも、「土日も対応できます」「在宅の経験あります」って伝えれば、3,500円も狙えるよ!

なるほど…!自分の強みを言語化するのが大事なんですね。


💵 Part 2:年収シミュレーション【働き方別】

時給が分かったところで、実際の年収ってどれくらいになるんですか?

いい質問だね!働き方によって全然違うから、4つのパターンでシミュレーションしてみよう!

パターン①:週3日勤務(ワークライフバランス重視)

条件

  • 時給3,500円
  • 1日8時間
  • 週3日勤務

計算

月収:3,500円 × 8時間 × 週3日 × 4週 = 336,000円
年収:336,000円 × 12ヶ月 = 約403万円

こんな人におすすめ

  • 子育て中で時間に制約がある方
  • 副業と両立したい方
  • プライベート重視の方

週3日だと、正社員の年収(400〜500万円)より少し下がるけど、自由な時間が増えるのが魅力だね


パターン②:週4日勤務(バランス型)

条件

  • 時給3,500円
  • 1日8時間
  • 週4日勤務

計算

月収:3,500円 × 8時間 × 週4日 × 4週 = 448,000円
年収:448,000円 × 12ヶ月 = 約538万円

こんな人におすすめ

  • 収入とプライベートのバランスを取りたい方
  • 週休3日を確保したい方

週4日で年収538万円…!これなら正社員より稼げますね。

ただし、ここから社会保険料と税金を引くと、実質手取りは380〜400万円くらいになるんだ。これは次のセクションで詳しく説明するね。


パターン③:週5日フルタイム(収入最大化)

条件

  • 時給3,500円
  • 1日8時間
  • 週5日勤務

計算

月収:3,500円 × 8時間 × 週5日 × 4週 = 560,000円
年収:560,000円 × 12ヶ月 = 約672万円

こんな人におすすめ

  • 正社員並みに稼ぎたいが、自由度も欲しい方
  • 若いうちにガッツリ稼ぎたい方

週5日働くなら、正社員と労働時間は変わらないよね。でも、残業なし「人間関係のストレスが少ない」「好きな職場を選べる」ってメリットがあるんだ。


パターン④:ハイブリッド型(調剤+副業)

条件

  • 調剤薬局:週3日、時給3,500円
  • 副業(ライター・講演など):月10万円

計算

調剤月収:336,000円
副業月収:100,000円
合計月収:436,000円
年収:約523万円

こんな人におすすめ

  • 収入源を分散したい方
  • 薬剤師の知識を活かして副業したい方

僕はこのパターンだよ。調剤だけに頼らず、収入源を分散することでリスクも減るし、仕事の幅も広がるんだ。


💡 Part 3:実質手取りを計算してみよう

年収538万円なら、手取りもそれなりに多いですよね?

ここが最大の落とし穴なんだ。フリーランスは社会保険料と税金が高いから、実質手取りは思ったより少なくなるよ。


年収538万円の場合の内訳(概算)

項目金額(年間)説明
総収入538万円額面の年収
国民健康保険約50〜60万円所得に応じて変動
国民年金約20万円固定(月額16,980円)
所得税約25万円所得に応じて計算
住民税約30万円前年所得に基づく
経費(交通費など)約10〜15万円確定申告で計上
実質手取り約380〜400万円使えるお金

え…!130万円以上も引かれるんですか!?

そうなんだ。だから「時給が高い=手取りが多い」とは限らないんだよね。


正社員との比較

項目フリーランス(年収538万円)正社員(年収500万円)
総収入538万円500万円
社会保険料約70万円(全額自己負担)約35万円(会社が半分負担)
税金約55万円約50万円
手取り約400万円約415万円

あれ?フリーランスの方が年収高いのに、手取りは正社員の方が多いじゃないですか…。

そう。だから、フリーランスで正社員と同じ手取りを得るには、年収を100万円以上多く稼ぐ必要があるんだ。

フリーランス薬剤師の場合、社会保険から国民健康保険へ切り替えの人もいルカらね。その場合は今度説明するよ。


節税のポイント

ただし、青色申告をすれば最大65万円の控除が受けられるから、節税は必須だよ。

経費にできるもの

  • 交通費(電車代・ガソリン代)
  • 参考書代・セミナー参加費
  • パソコン・スマホ代(業務に使用する分)
  • 自宅の一部(作業スペース)

青色申告のメリット

  • 最大65万円控除
  • 年間15〜20万円の節税効果

確定申告が面倒だけど、会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)を使えば簡単だよ。この辺りは「フリーランス薬剤師の契約と税金の基本」の記事で詳しく解説してるから、チェックしてみてね。


📊 Part 4:相場データまとめ表

時給相場早見表

分類条件時給相場
地域都市部3,200〜4,500円
地方都市2,800〜3,800円
過疎地・離島3,500〜5,000円
業務平日昼間3,000〜3,800円
土日・祝日3,500〜4,500円
在宅訪問4,000〜5,500円
夜間勤務4,000〜6,000円
経験1〜3年2,800〜3,200円
3〜5年3,000〜3,600円
5〜10年3,300〜4,000円
10年以上3,500〜4,500円

🎓 まとめ:相場を知ることが第一歩

読んでみてどうだった、さーぴぃ?

正直、「フリーランスって高時給!」ってイメージだったけど、実質手取りを計算すると意外と現実的な数字なんですね…。

そう。だから**「額面」じゃなくて「実質手取り」で判断する**ことが超重要なんだ。ただし、フリーランスには「働く時間を自分で決められる」「人間関係のストレスが少ない」っていうメリットもあるからね。

お金だけじゃなくて、働き方の自由度も含めて考えるってことですね。

その通り!次の記事では、**「新人薬剤師がフリーランスを始める具体的なステップ」**を解説するから、実際に動き出したい人はチェックしてみてね。


📝 重要ポイントまとめ

✅ フリーランス薬剤師の時給相場は3,000〜4,000円が標準
✅ 地域・業務内容・経験年数によって大きく変動する
✅ 時給が高くても、社会保険料と税金で実質手取りは100万円以上減る
✅ 正社員と同じ手取りを得るには、年収を100万円以上多く稼ぐ必要がある
✅ 青色申告で節税すれば、年間15〜20万円の節税効果がある
✅ 「額面の時給」ではなく「実質手取り」で判断することが重要


📚 次に読むべき記事


フリーランス薬剤師とは?始め方・年収・向き不向きを完全解説


「フリーランス薬剤師って実際どうなの?」「派遣と何が違う?」「自分に向いてる?」

この記事では、現役フリーランス薬剤師のしゃーぴぃが、フリーランス薬剤師の働き方を徹底解説します。


⏱️ 3分でわかる!フリーランス薬剤師の基本!!

項目内容
時給相場3,000〜4,000円(派遣より500円高い)
年収目安400〜700万円(働き方次第)
契約形態業務委託契約(個人事業主)
メリット高時給、働き方自由、人間関係ストレス減
デメリット収入不安定、社会保険自己負担、確定申告必須
向いている人自己管理できる、収入の波を許容できる

結論:フリーランス薬剤師は「自由な働き方×高時給」を実現できるが、リスクも理解した上で判断が必要。まずは副業で週1日から試すのがおすすめ。


📋 この記事で分かること

✅ フリーランス薬剤師の基本(定義・契約形態・法律)
✅ 派遣薬剤師との具体的な違い(時給・契約・社会保障)
✅ メリット・デメリット(リアルな体験談付き)
✅ フリーランスに向いている人・向いていない人
✅ 安全に始める3ステップ(副業→独立準備→本格始動)
✅ 2024年施行のフリーランス新法の影響


📑 目次

  1. フリーランス薬剤師とは?個人事業主として働く新しい選択肢
  2. 派遣薬剤師との3つの違い|時給・契約・社会保障を徹底比較
  3. フリーランス薬剤師のメリット5つ|現役薬剤師の体験談
  4. フリーランス薬剤師のデメリット5つ|失敗談も公開
  5. フリーランスに向いている人・向いていない人【診断チェックリスト】
  6. 2024年施行のフリーランス新法とは?|薬剤師への影響を解説
  7. フリーランス薬剤師の始め方3ステップ|副業から安全にスタート
  8. よくある質問(FAQ)

🎬 はじめに:フリーランス薬剤師という新しい選択肢

先輩!最近「フリーランス薬剤師」っていう働き方があるみたいですけど、実際どうなんですか?私の友達も検討してるって言ってて…。

おお、いい質問だね!「もっと自由に働きたい」「給料を上げたい」「人間関係のストレスから解放されたい」って思ってる薬剤師さんに、今めちゃくちゃ注目されてる働き方なんだ。

でも、正社員と何が違うんですか?派遣とも違うんですよね?

そう!正社員でも派遣でもない、第三の選択肢なんだよ。

今日は、フリーランス薬剤師の基本から、始め方、注意点まで、全部まとめて解説するね。


💼 Part 1:フリーランス薬剤師とは?個人事業主として働く新しい選択肢

フリーランス薬剤師の定義

そもそも「フリーランス薬剤師」って、どういう働き方なんですか?

一言で言うと、特定の企業に雇われず、個人事業主として独立して働く薬剤師のことだよ。

薬局と業務委託契約を結んで、自分で働き方を決められるんだ。


フリーランス薬剤師の特徴

項目内容
契約形態業務委託契約(準委任契約)
立場個人事業主
時給相場3,000〜4,000円
働く場所調剤薬局、ドラッグストア
報酬形態請求書を発行して受け取る
業務内容調剤、服薬指導、薬歴記載など(正社員とほぼ同じ)

⚠️ 注意:病院・診療所でのフリーランス勤務は法律で禁止されています

正社員と業務内容は同じなのに、契約形態が違うんですね。

その通り!だから「自分で働く日を決められる」「複数の薬局で働ける」っていう自由度があるんだ。


正社員・派遣・フリーランスの比較

正社員や派遣と比べて、何が違うんですか?

表にまとめてみるね。

項目正社員派遣薬剤師フリーランス薬剤師
契約形態雇用契約雇用契約(派遣会社と)業務委託契約
時給/月給月給25〜35万円時給2,500〜3,500円時給3,000〜4,000円
年収目安400〜550万円450〜600万円400〜700万円+
社会保険会社が半額負担派遣会社が半額負担全額自己負担
有給休暇ありありなし
賞与ありなしなし
労災保険ありありなし(自己加入可)
雇用保険ありありなし
働き方の自由度低い中程度非常に高い
収入の安定性高い中程度低い〜中程度
確定申告不要(年末調整)不要(年末調整)必須

さーぴぃ:時給は高いけど、社会保険は自分で払うんですね…。

しゃーぴぃ:そう。だから、「時給が高い=手取りが多い」とは限らないんだ。この辺りの実質手取りについては、時給・年収相場の記事で詳しく解説してるよ。


Part 2:派遣薬剤師との3つの違い|時給・契約・社会保障を徹底比較

派遣とフリーランスって、似てるようで違うんですよね?

全然違うよ!3つの視点から比較してみよう。


① 契約形態の違い

派遣薬剤師

あなた ←【雇用契約】→ 派遣会社 ←【派遣契約】→ 薬局
  • 派遣会社の従業員として働く
  • 給料は派遣会社から支払われる
  • 派遣会社が約30%のマージンを徴収

フリーランス薬剤師

あなた ←【業務委託契約】→ 薬局
  • 個人事業主として薬局と直接契約
  • 報酬は薬局から直接受け取る
  • マージンが少ない分、時給が高い

派遣会社を通さない分、時給が高くなるんですね。

その通り!ただし、派遣会社のサポートもなくなるから、契約交渉やトラブル対応は全部自分でやる必要があるんだ。


② 時給・報酬の違い

しゃーぴぃの実例

【派遣時代(5年前)】
時給:2,800円
週5日勤務
月収:2,800円 × 8時間 × 20日 = 448,000円
年収:約538万円
→ 手取り:約420万円

【フリーランス転向後(現在)】
時給:3,500円
週4日勤務
月収:3,500円 × 8時間 × 16日 = 448,000円
年収:約538万円
→ 手取り:約400万円(社会保険料・税金込み)

結果:同じ年収で週休3日を実現!

週休3日で同じ年収なら、フリーランスの方が良さそうですね!

ただし、派遣には有給休暇があるけど、フリーランスにはないからね。休めば収入ゼロなんだ。


③ 社会保障の違い

項目派遣薬剤師フリーランス薬剤師
健康保険社会保険(会社が半額負担)国民健康保険(全額自己負担)
年金厚生年金(会社が半額負担)国民年金(全額自己負担)
雇用保険あり(失業手当あり)なし
労災保険ありなし(自分で加入可)
有給休暇ありなし

年間の社会保険料比較(年収500万円の場合):

項目派遣薬剤師フリーランス薬剤師
健康保険約25万円(自己負担:12.5万円)約50万円(全額自己負担)
年金約55万円(自己負担:27.5万円)約20万円(全額自己負担)
合計自己負担:約40万円全額自己負担:約70万円

フリーランスの方が社会保険料が30万円も多いんですか!?

そう。だから、時給が500円高くても、実質手取りで見ると派遣と大差ないこともあるんだ。

この辺りの詳細は、時給・年収相場の記事で実例を使って解説してるから、必ずチェックしてね。


✅ Part 3:フリーランス薬剤師のメリット5つ|現役薬剤師の体験談

フリーランスのメリットって、具体的に何ですか?

5つあるから、順番に説明するね。


メリット① 時給が高い(3,000〜4,000円)

派遣時代は時給2,800円だったけど、フリーランスになって3,500円に。年収で計算すると、約150万円アップしたよ。ただし、社会保険料も増えたから、手取りでは+100万円くらいかな。

それでも100万円アップはすごいですね!


メリット② 働き方の自由度が非常に高い

選べる働き方の例

  • 週3日勤務でワークライフバランス重視
  • 午前のみ、夕方のみの短時間勤務
  • 土日だけ働いて平日は趣味に使う
  • 複数薬局を掛け持ちして収入最大化

僕は週4日勤務にして、残りの3日は副業(ライター、講演)をしてるんだ。収入源が分散されてるから、リスクも減るし、仕事の幅も広がったよ。

自分でスケジュールを決められるのは魅力的です!


メリット③ 人間関係のストレスが少ない

正社員時代は、苦手な先輩と毎日顔を合わせるのが本当にストレスだったんだ。でもフリーランスになってからは、嫌な職場は契約更新しなければいいだけ。自分で働く場所を選べるから、人間関係のストレスがほぼゼロになったよ。

これ、すごく魅力的です!

ただし、薬局側との良好な関係を築くのは大事だよ。「この人と長く働きたい」って思ってもらえないと、契約更新されないからね。


メリット④ 節税効果が大きい

経費計上できるもの

  • 交通費(電車代・ガソリン代)
  • 参考書代・セミナー参加費
  • パソコン・スマホ代(業務使用分)
  • 自宅家賃(作業スペース分)

青色申告のメリット

  • 最大65万円控除
  • 年間15〜20万円の節税効果

青色申告を始めてから、年間約18万円節税できてるよ。会計ソフト使えば意外と簡単だし、やらない手はないね。詳しくは契約・税金・請求書の記事(2025年1月公開予定)で解説するよ。


メリット⑤ 複数の薬局で経験が積める

正社員時代は1つの薬局だけだったから、その薬局のやり方しか知らなかったんだ。でもフリーランスになってからは、内科門前、小児科門前、在宅メインの薬局…いろんな薬局で働けて、スキルの幅が一気に広がったよ。

いろんな経験ができるのは、薬剤師としての成長にもつながりますね。


❌ Part 4:フリーランス薬剤師のデメリット5つ|失敗談も公開

デメリットもちゃんと知りたいです。

正直に言うね。フリーランスは決して楽じゃない。5つのデメリットを紹介するよ。


デメリット① 収入が不安定

去年の夏、契約してた薬局の1つが突然閉店になって、月収が15万円減ったことがあるんだ。複数薬局と契約してたから助かったけど、1ヶ所だけだったら大変だったよね。

対策

  • 最低2〜3ヶ所の薬局と契約する
  • 生活費4〜6ヶ月分の貯金を確保
  • 副業で収入源を分散

やっぱり収入の不安定さは覚悟が必要ですね…。


デメリット② 社会保険を自分で手続き

面倒な手続き

  • 国民健康保険への切り替え
  • 国民年金への切り替え
  • 薬剤師賠償責任保険への加入

最初は面倒だったけど、一度やれば慣れるよ。市役所に行って手続きすれば、丁寧に教えてくれるからね。ただし、国民健康保険の保険料が思ったより高くて驚いたよ(月4〜5万円)。


デメリット③ 確定申告・経理が必須

やらなければいけないこと

  • 請求書の発行
  • 帳簿の作成
  • 領収書の保管
  • 確定申告(毎年2〜3月)

最初は『確定申告とか無理…』って思ってたけど、会計ソフト(freee)を使ったら意外と簡単だったよ。月1回、30分くらい入力するだけで済むからね。ただし、最初の設定は少し時間がかかったかな。

会計ソフトを使えば、初心者でもできるんですね。


デメリット④ 有給休暇なし、病気で休むと収入ゼロ

去年インフルエンザで1週間休んだんだけど、その間の収入はゼロだったよ。月収が7〜8万円減って、『やっぱり正社員の方が安定してたかも…』って一瞬思ったね(笑)

対策

  • 貯金を最低3ヶ月分は確保
  • 所得補償保険に加入(月3,000〜5,000円)
  • 無理せず体調管理を最優先

デメリット⑤ キャリアが積みにくい

問題点

  • 管理薬剤師の経験が積めない(一部例外あり)
  • 専門薬剤師の研修が受けにくい
  • 「ずっとフリーランスで働くのか?」と悩むことも

フリーランスは『管理職のキャリア』は積みにくいけど、『専門性』『副業スキル』は積めるんだ。在宅訪問のスキルを磨いたり、ライターとしてのスキルを身につけたり…どっちを選ぶかは、自分の価値観次第だね。


🎯 Part 5:フリーランスに向いている人・向いていない人【診断チェックリスト】

✅ フリーランスに向いている人


以下の項目に3つ以上当てはまるなら、フリーランスに向いています。

  • [  ] 自己管理能力が高い(スケジュール・金銭管理が得意)
  • [  ] 収入の波を許容できる(今月50万円、来月30万円でもOK)
  • [  ] 人間関係のストレスから解放されたい
  • [  ] ワークライフバランスを重視したい(子育て、趣味の時間確保)
  • [  ] 複数の仕事を掛け持ちしたい(調剤以外にも興味がある)
  • [  ] 節税や経理に興味がある(確定申告が苦にならない)
  • [  ] 新しいことに挑戦するのが好き

4つ以上当てはまるなら、フリーランスを試してみる価値はあるよ!


❌ フリーランスに向いていない人

以下の項目に3つ以上当てはまるなら、フリーランスは慎重に検討すべきです。

  • [  ] 安定収入が最優先(毎月同じ給料が絶対条件)
  • [  ] 事務作業が極端に苦手(請求書作成、確定申告が絶対無理)
  • [  ] リスクを取りたくない(失敗が怖い)
  • [  ] 組織の保障が必須(有給休暇がないと困る)
  • [  ] 人に頼るのが苦手(困った時に相談できない)
  • [  ] 将来のキャリアプランが明確(管理薬剤師→エリアマネージャーを目指す)

向いてない人でも、副業として週1日だけ試してみるのはアリだよ。リスクゼロで体験できるからね。実際にやってみて、『合わないな』と思ったら戻ればいいだけだし。

まずは小さく試してみるのが良さそうですね。


📜 Part 6:2024年施行のフリーランス新法とは?|薬剤師への影響を解説

「フリーランス新法」って聞いたことあるんですけど、何ですか?

2024年11月から施行された、フリーランスを保護するための法律だよ。これまでフリーランスは弱い立場だったけど、この法律でかなり守られるようになったんだ。


フリーランス新法の主な内容

項目内容
契約書面の交付義務化業務内容・報酬・支払期日を書面で明示しないと違法
報酬支払期日の明示義務「いつ払うか」を事前に伝える必要がある
一方的な契約解除の禁止正当な理由なく突然解除するのは違法
ハラスメント対策の義務化パワハラ・セクハラ対策を薬局側が講じる義務
違反時の罰則違反企業には行政指導・罰則あり

フリーランス新法のメリット

以前、契約書なしで働いてた薬局があって、報酬の支払いが2ヶ月遅れたことがあるんだ。今は契約書が義務化されたから、こういうトラブルは減るはずだよ。

そんなに遅れたら、生活が厳しくなっちゃう(汗)

ただし、契約書の内容をしっかり確認するのは自分の責任だからね。契約書の見方については、契約・税金・請求書の記事で詳しく解説するよ。


参考リンクフリーランス・事業者間取引適正化等法(公正取引委員会)


🚀 Part 7:フリーランス薬剤師の始め方3ステップ|副業から安全にスタート

さーぴぃ:最初はどうやって始めればいいですか?いきなり辞めるのは怖いです…。

最初はどうやって始めればいいですか?いきなり辞めるのは怖いです…。

もちろん、いきなり辞めちゃダメだよ!3ステップで段階的に始めるのがおすすめだよ。


ステップ①:副業として試す(リスクゼロ)

目的:フリーランスの働き方を体験する

やること

  1. 今の職場は辞めない
    • 正社員・パートを続けながら、週末だけフリーランスで働く
  2. マッチングサービスに登録(無料)
  3. 複数の薬局を経験する
    • いろんな薬局の雰囲気を見れる
    • 自分に合う職場を探せる
  4. 確定申告の準備
    • 年間所得20万円超なら確定申告が必要
    • 開業届はまだ出さなくてOK

僕も最初は土曜日だけスポットで働いてたよ。3ヶ月くらい試して、『これなら本格的にやれそう』って確信してから独立したんだ。

まずは週1日から試してみるのが良さそうですね。


ステップ②:本格独立の準備

目的:独立後の生活をシミュレーションする

やること

  1. 生活費3〜6ヶ月分の貯金を確保
    • 月30万円必要なら、90〜180万円の貯金
    • 緊急時の備えとして
  2. 国民健康保険・国民年金の保険料を試算
    • 市役所のホームページで計算できる
    • 予想以上に高額なので、必ずシミュレーション
  3. 退職交渉と引継ぎスケジュール確認
    • 最低1〜2ヶ月前に退職を伝える
    • 円満退職を心がける
  4. 家族に相談
    • 収入が不安定になることを説明
    • 理解と協力を得る

『とりあえず辞めちゃえ!』って勢いで辞めると、後で困るからね。準備期間は最低4ヶ月は欲しいな。


ステップ③:開業手続きと案件獲得

目的:個人事業主として本格始動

やること

  1. 開業届・青色申告承認申請書を提出
  2. 国民健康保険・国民年金への切り替え
    • 退職後14日以内に市役所で手続き
    • 保険証を持参
  3. 薬剤師賠償責任保険への加入
    • 年間5,000〜10,000円
    • 薬剤師会または民間保険会社
  4. 会計ソフト導入
    • freee、マネーフォワード、やよいの青色申告
    • 月額1,000〜2,000円
  5. マッチングサービスで初案件獲得
    • 複数サービスに登録
    • 最低2〜3ヶ所の薬局と契約

開業届と青色申告承認申請書は、税務署に行ったらその場で書けたよ。30分くらいで終わったから、全然難しくなかった。

思ったより簡単そうですね!

しゃーぴぃ:そう。ただし、契約書の内容チェック請求書の書き方は、ちゃんと勉強した方がいいよ。これは契約・税金・請求書の記事で詳しく解説するから、独立前に必ず読んでね。


❓ よくある質問(FAQ)

Q1. フリーランス薬剤師と派遣薬剤師、どっちが稼げる?

A. 時給だけ見るとフリーランスの方が高い(3,000〜4,000円 vs 2,500〜3,500円)ですが、社会保険料を引いた実質手取りで見ると、派遣と大差ないこともあります。詳しくは時給・年収相場の記事をご覧ください。


Q2. フリーランス薬剤師になるのに資格は必要?

A. 薬剤師免許があれば追加資格は不要です。ただし、開業届と青色申告承認申請書を税務署に提出する必要があります。


Q3. 経験3年の新人でもフリーランスになれる?

A. なれます。ただし、いきなり独立するのではなく、まずは副業として週1日から試すのがおすすめです。詳しくは成功ロードマップをご覧ください。


Q4. フリーランス薬剤師の時給相場は?

A. 全国平均で3,000〜4,000円です。地域によって異なり、都市部は3,200〜4,500円、過疎地は3,500〜5,000円が相場です。詳しくは時給・年収相場の記事をご覧ください。


Q5. フリーランスに向いている人の特徴は?

A. 自己管理能力が高く、収入の波を許容できる人が向いています。逆に、安定収入が最優先の人には向いていません。詳しくは本記事の向き不向き診断をご覧ください。


Q6. フリーランスになったら確定申告は必須?

A. はい、必須です。ただし、会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)を使えば、初心者でも簡単にできます。詳しくは契約・税金・請求書の記事をご覧ください。


Q7. 病院でもフリーランスとして働ける?

A. いいえ、法律で禁止されています。フリーランスとして働けるのは、調剤薬局とドラッグストアのみです。


Q8. フリーランス新法って何?

A. 2024年11月に施行された、フリーランスを保護するための法律です。契約書面の交付義務化、報酬支払期日の明示義務などが定められています。詳しくは本記事のフリーランス新法のセクションをご覧ください。


🎓 まとめ:フリーランス薬剤師は「リスクを理解した上で挑戦」が鍵

長い記事だったけど、読んでみてどうだった、さーぴぃ?

フリーランスって、メリットもデメリットもあるんですね。でも、まずは週1日の副業から試してみれば、リスクゼロで体験できるってことが分かりました!

その通り!フリーランス薬剤師は、自由な働き方×高時給を実現できる魅力的な選択肢だよ。


✅ フリーランス薬剤師のまとめ

項目内容
時給相場3,000〜4,000円(派遣より500円高い)
年収目安400〜700万円(働き方次第)
最大のメリット働き方の自由度が非常に高い
最大のデメリット収入が不安定、社会保険自己負担
始め方まずは副業として週1日から

🚀 今日からできるアクション

ステップ1時給・年収相場の記事を読んで、自分の場合の収入をシミュレーション
ステップ2:マッチングサービス(ファルマスタッフ、薬キャリなど)に無料登録
ステップ3:週1日のスポット案件を探してみる


しゃーぴぃからのメッセージ

「フリーランス薬剤師は、決して楽な働き方ではありません。でも、自分の人生を自分でコントロールできる充実感は、何にも代えがたいものがあります。

まずは小さく始めて、自分に合っているか確認してから、本格的に独立を検討してください。あなたの薬剤師人生が、より充実したものになることを願っています。」


📚 フリーランス薬剤師になるために読むべき記事【全5記事】

フリーランス薬剤師について、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事を順番に読むことをおすすめします。


🎯 あなたの状況に合わせて選ぼう

【STEP 1】まずは相場を知りたい

📊 2025年版|フリーランス薬剤師の時給・年収相場

こんな人におすすめ

  • フリーランスでいくら稼げるか知りたい
  • 地域別・業務別の時給相場を知りたい
  • 実質手取りを計算したい

【STEP 2】具体的な始め方を知りたい

🎯 新人薬剤師のためのフリーランス成功ロードマップ

こんな人におすすめ

  • 実際に始めたいけど何から手をつければいいか分からない
  • 時給交渉のやり方を知りたい
  • 失敗しない始め方を知りたい

【STEP 3】もっと稼ぎたい

💰 フリーランス薬剤師で年収600万円稼ぐ方法

こんな人におすすめ

  • 年収を最大化したい
  • 副業で収入源を増やしたい
  • 成功者の事例を知りたい

【STEP 4】契約・税金・請求書を理解したい

📋 フリーランス薬剤師の契約・税金・請求書完全ガイド
🆕 2025年1月公開予定

こんな人におすすめ

  • 契約書の見方が分からない
  • 確定申告のやり方を知りたい
  • 請求書の書き方を知りたい

【STEP 5】実務ノウハウを身につけたい

🔄 フリーランス薬剤師の実務ノウハウ集|掛け持ち・スケジュール管理
🆕 2025年1月公開予定

こんな人におすすめ

  • 複数薬局の掛け持ち方法を知りたい
  • スケジュール管理のコツを知りたい
  • トラブル事例と対処法を知りたい

📚 次に読むべき記事

フリーランスに興味を持った方は、次に時給・年収相場の記事を読んで、具体的な収入のイメージを掴んでください。

📊 2025年版|フリーランス薬剤師の時給・年収相場を見る


📝 重要ポイントまとめ

✅ フリーランス薬剤師は個人事業主として薬局と業務委託契約を結ぶ働き方
✅ 派遣より時給が高いが、社会保険は全額自己負担
✅ メリット:高時給、働き方の自由、人間関係のストレス減、節税効果
✅ デメリット:収入不安定、社会保険自己負担、確定申告必須、有給なし
✅ 2024年11月施行のフリーランス新法でフリーランスの立場が保護される
✅ まずは副業として週1日から試すのがおすすめ(リスクゼロ)
✅ 生活費3〜6ヶ月分の貯金を確保してから独立する
✅ 複数薬局と契約してリスク分散することが重要



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